友達のお迎え

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友達のお迎え

ジリジリと日差しが照りつける、ある夏の日。 僕と、友達2人で海にでもドライブに行く事になった。 僕の車で、まず1人目の友達(拓哉)の家に迎えに行った。 拓哉の家は住宅街の脇道を入り3軒目の家。 まだ新めの家でオシャレで綺麗な家だ。 家の前に着いて、拓哉にメールして到着した事を告げると数分後、ニコニコしながら、車に乗り込んできた。 「おうっ、お疲れ。」 「お疲れ。今日、暑いな。」 「そうだな。」 「やっぱり何度見ても顔に似合わずオシャレな家だよな。」 「なんだよ、それ。お前さ、家に来ると、いつもそんな事言うよな。お前も早く金を沢山稼いでオシャレな家でも建てろよ。」 「えっ、お前も早くって、この家、拓哉の名義なの?」 「まぁ、ちげえけど(笑)親の名義だよ。」 「なんだよ~驚かせんなよな。」 「俺は自分名義の持ち家なんかいらね~けどな。だけど俺1人っ子だから、最終的には、この家手に入るしな。」 「いいよな~俺は末っ子だから、欲しかったら、自分で家を建てなくちゃいけないからな。はぁ~。」 「まあ、そんな事よりもさ、もう昼近いんだぜ、早く行こうぜ、大樹も待ってるからさ。」 「そうだな。行くか。」 僕はパーキングからドライブにして、足でサイドブレーキを押すと、ゆっくりと車を走らせた。
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