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「はい! やり直し!」
みんなでACT3を作ったが本乃編集長の指導は厳しかった。
「素人劇だと思わないで! やるなら真剣に!」
「いや……やりすぎでしょ?」
ノリノリだった伊織先生は涙目だ。
他のスタッフは食らいつく。伊織先生が提案する変なイベントばかりこなしているメンバーはへこたれない。皆、アイアンハートだ。
そして本乃編集長の誕生日が終わる頃、本乃編集長はやっと満足した。
「いやー良かった! 一回熱血指導してみたかったんだよね!」
「え……? やりたかったのそれ?」
「うん!」
涙目の伊織先生はパタリと倒れた。
「みんなありがとう。千頁の魔法の書は、アカウント変わったからもうないかな? って思ってたから。ACT3の台本は大切に保管しとくよ!」
何となくみんなが熱血指導したかったんだろうなぁと途中で気付いていたので(伊織先生除く)文句はない。
ACT3のシナリオ。それは今夜だけの内緒だ。
HAPPY BIRTHDAY♪
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