私たち、自由にお話してるんです

朝の冷え込み

名前はご主人様がつけてくれました。何ともわかりやすい付け方ですね。
私は一番長く、お傍にいるので、ご主人様は私をとても信頼してくれているようです。必ず私を最初に呼んで、そのあとみんなの名前を呼んで、また最後に私に「よろしくね」と託して行かれる。責任重大なんです。

「さあさあ、今日は昼間は暖かいみたいですよ！夜、ご主人様がテレビを見ながらつぶやいてました。皆さんそれぞれ特徴が違いますから意見もあるでしょうが、羨ましがっても仕方がありませんよ」

「ウリちゃんさん、昨日の夜はご主人様に抱っこされながら、あったかくおやすみになったんでしょう？私もそうされたいわ」
「うさちゃんさんは、いつもご主人様の頭の上ですもんね。手を伸ばしてなでなでしてもらえるじゃないですか。私は何とか手が届く位置にいますから、頭をチョンっと触られるだけで寂しいわ」
「ワンちゃんさんは背が高いですもんね。うさちゃんさんといつも仲良く向き合って、お話してるから楽しそうですけどね・・・」
「ヌーちゃんさん、あんまり見つめないで。私たち、恥ずかしいわ」

「さあさあ、もうそれくらいにしましょうよ。うさちゃんさん、わんちゃんさん、ヌーちゃんさん、テレビでも見ませんか？」

私たちの１日の始まりです。