#2
2/3
読書設定
目次
前へ
/
55ページ
次へ
涙は見事に跡形もなくなっていた。とんだ役者だ。 ほらいこ、と引っ張られ振り返らずに俺らはその場を離れた。その途中で再びガキが口を開いた。 「ふふっ、貸しができたね」 いつの間にか流暢になっている喋り口調と年不相応な艶かしい表情に久々にゾクっときた。 「誰も助けろなんて言ってねえよ」 「ポケットに入ってるモノ見つからなくてよかったでしょ?」 「言ってる意味が判らねえな」
/
55ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
25(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!