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「えぇーーっ！ ムリですって。全国から総長が集まるんスよねッ。総長の中の相談役を決める大事なフェスティバルじゃないですかーー。
オレなんかが春山総長の代わりなんて努められるわけないっすよッ。せめて二条さんにお願いしてください」
「二条も食中毒だろ。今頃便所で唸ってるよ」
「じゃあ、三条さんは」
「だから、お前以外はみんな全滅なんだよ。頼むよ、お、俺も……。あたたた……」
「総長！」
総長の春山は冷や汗タラタラ。飲んだ薬が効くにはまだ時間がかかる。春山はワタルの手を握り、振り絞る声でもう一度言った。
「頼む。俺の代わりにフェスティバルの参加、出席さえしてくれれば顔が立つ。欠席するわけにはいかないんだ……」
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