セーター男子はずるいっ!

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あたしと、ざっくりセーターを着たままの終次は、冬の木枯らしが吹く街に出た。 大通りは、通行人が多かった。 あたしは、終次に甘えた。 「終次~、寒いよ~、抱き締めて~」 終次は、小声で言った。 「ここで?」 「うん! だって、このカッコいい人はあたしの彼氏ですって見せびらかしたい」 終次が、笑った。 「分かった。もう、いいや」
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