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「男性恐怖症?」
「そう、仁。だから少し脅して席は変えてきたわ。問題は研修よ。急な過呼吸や今日みたいに気分が悪くなったりもするでしょう」
「親父が確か頼まれたんだよな?」
「あぁ、あの子が通っておった女子大の教授は友人でな。
男性が苦手とは聞いておったが・・・」
苦手どころじゃねぇだろ?
「確かに、うちを選んだ理由が、女性が働きやしいと確かに言ってたが・・・」
「庶務課みたいだけど、男性の多い課に行けば、倒れるわね。
役員フロアーにした方がいいかもしれないわね・・・」
「それは、研修後に決めるとして、まずは、研修だな・・・茜」
「そうよ。パパ・・・私だって毎日、産業医ではないし・・・」
確かに、産業医は姉貴の夫である晴馬さんと交互だっけ。
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