第1話この世から男なんていなくなればいい

入社

初日が姉貴で助かったが・・・・。

5人でいろいろ話したが決まらなかった。

式の時間もあり、姉貴と彼女は遅れてはいるとなった。

だから式場にいる人事課長に彼女の遅刻は告げ、俺も親父も席着いた。

式が進む中、大幅な遅刻で姉貴と入って来たが、まだ、具合は悪そうだ。

姉貴が隣に座っている。

親父の話しの後、人事部長が全新入社員の配属先を読み上げた。

そして各課の部長課長を紹介した。

庶務課は部長は男だが、課長は女なのか・・・。

へー、初めて知った。

まぁ俺も専務といっても2年目だし。

新入社員はそのまま会場に残された。彼女は医務室に寝かせたらしく、会議室に人事部長、課長、庶務課の部長、課長、親父、秘書、俺、晃、姉貴が揃った。

すると親父が『集まって貰ったのは、他でもない。新人の一ノ瀬さんの事についてですが』と切り出すと、顔色を変えたのは人事部長。

姉貴が脅したからだろう・・・。