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「そう、晃君。人事に連絡は入れてくれる。
診察してみないとわからないけど・・・」
「わかりました。諏訪さん」
「専務も仕事に戻っていいわよ。」
「わかった。頼むわぁ・・・姉貴」
そんなやり取りが聞こえた。
しばらくするとバタンと音がした。
「産業医の諏訪茜と言います。名前を教えてくれるかな」
覆ってた手をどけると、綺麗な白衣を着てる女性がいた。
「一ノ瀬未来です」
「一ノ瀬さん、顔色は真っ青ね。持病とかあるかしら?」
「いえ、ただ、男性恐怖症で・・・」
「そう、休んでると治るわね」
詳しくは訊かれなくて助かったけど・・・。
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