第1話この世から男なんていなくなればいい

入社

【未来side】

大学4年の春、曽根田カンパニーを受けた。

高校時代の時の事がトラウマで、男子恐怖症になった。

大学3年から就職活動するが、すべて落ちてきた。

集団面接中で、前の人が終わり、次は自分の番。

『次の方、お名前をどうぞ』

「はい。一ノ瀬未来です。」

『うちを受けた動機は？』

「はい。御社は女性が働きやすい会社だと聞いたからです。」

『ほう、誰に？』

「大学の教授です。」

『そうですか。他に聞いたり、言いたい事がありますか？』

「はい。聞きたいと言う事はないのですが、私は男性が苦手なので、男性の少ない課を希望するくらいです』

『はい、ありがとうございました。次・・・』

面接が終わった。