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皆の視線
【未来side】
翌日から出勤するにした。
朝、お爺ちゃんが迎えに来て、優真を預けた。
「さぁ、行こう・・・未来」
「うん」
会社までの道のりが、長く感じる。
だんだん近づくにつれ、歩く足も遅くなる。
ずっと、玲が歩調を合わせてくれた。
「未来ちゃん、玲ちゃん、おはよう」
振り返ると専務がいた。
「「おはようございます」」
「未来ちゃん、落ち着いたみたいだね」
「ご心配をかけました」
「ぜんぜんだよ。優真は?」
「お爺ちゃんと保育園に行きました。まぁ早いから、しばらくお爺ちゃんの家で過ごしてからだと思います」
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