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「玲「未来、黙っててごめんね」」
ううんと頭を振った。
「社長に命に係わる発作を起こしてたら責任とれるのかって言われて・・・
私達は責任なんて取れない。だから、本当にごめんなさい」
「ただ、他の課は知らないから、注目を浴びるかもしれないんだけど・・・」
先輩は申し訳なさそうに呟いた。
もしかしてだから、私達が出勤する時間に専務が登場したのかも知れない。
タイミングがよかったし・・・。
業務再開になり、先輩達は内線が鳴り動き始める。
そんな中、課長が『一ノ瀬さん、私と社長室までいい?』と呼ばれた。
スッと席を立った。
玲は『いってらっしゃい』と笑顔を向けた。
きっと部長が男性だからだろうけど・・・。
思いながら社長室へ。
コンコン。課長がドアを叩き、『失礼します』と入った。
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