18人が本棚に入れています
本棚に追加
「課長・・・。それに、社長、私はずっと過去の事で、この世から男なんていなくなればいいって思っていました。
だけど、この会社に入っても同じでした。
男性社員が怖くて・・・。
だけど、今は、専務も長時間でなければ、近くに居ても大丈夫になったくらいで・・・。
それ以外はダメなんです。でも、変わりたいとは思います。
だって、他人に渡したと思ってた息子が手元に戻って来て・・・。
ずっと離れてたのに、ママと呼んでくれるんです。
ずっと育ててなかったし、戸惑うと思うし・・・。
でも、きっと、頼るのは先生や専務、玲だと思います。」
「社長、少し、このまま、様子を見られたらどうでしょう。」
「三浦課長」
「それより、庶務課はいいですが、海外事業部他の課の職員の対応が気になります。
社員の視線で彼女がまた倒れるって事も・・・」
「そうだな。専務に朝晩の帰りは、同行させるか。当面の間。」
「北浜さんもしばらく傍にいると報告は受けていますし・・・
仕事は重役の階の担当なので、問題はないかと」
「わかった。茜や専務と相談しよう」
『では、仕事に戻ります』と課長と戻る時に照明が点滅しているのがわかり、『課長、ライトが』というとすぐに取り換えることになり、一度、課に戻り、倉庫に取りに行ったりして電球を変えた。
最初のコメントを投稿しよう!