18人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
「高1の夏に何があったのか、私は知りたい。
私も、まだ隠してる過去を先に話すから・・・ねっ、未来」
・・・そんな、玲まで過去を話さなくても・・・。
「君も深い闇があるんだね」
「はい。きいてくれますか?晴馬先生」
玲は精神科医ならと言った。
「私は高1で告白されて付き合った彼氏がいました。でも彼は幼馴染の敵対するチームのトップだったんです。
見かけは不良に見えなくて、幼馴染のチームといたから利用されて、何もつかめないと知ったら幹部を含め集団レイプされたんです。
私の友達はそのトップが好きだったから、妬まれて離れていって・・・。
それでも彼が利用だけじゃないと思いたかった。
結局、幼馴染にバレて、幼馴染が潰しました・・・彼のチームを。
でも私は、小さな命を殺しました。だって、誰の子かわからないから・・・。
16歳の私にはどうすることもできなかったんですから・・・
いつか、幸せになりたいと思い、勉強して今の会社に入ったんです。
幼馴染のチームの彼等だけが、私の今でも友で、女友達が出来たと言えば喜んでくれました。
最初のコメントを投稿しよう!