18人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
「でも、もう、6年経ってるし・・・」
「でも、未来ちゃんは、会いたいんだろ?自分の子に・・・。
両親は相手の名前、知ってるんだろう?」
「はい。たぶん・・・」
病院でこの手に数日抱いて、そしたら取り上げられた。
「俺が両親と話す。すべて、任せて欲しい」
「仁、上手くいくの?」
「姉貴、上手くいくのではなく、するんだよ。
子供も戸惑うだろうし、そこは、兄貴に頑張ってもらう。
未来ちゃんはその男が今も好きか・・・嫌いか?」
「どちらでもないです。ただ、子供の父親だけ。本人は知らないと思います。言ってないし・・・」
「子供はどっちだったんだ?」
「男の子でした。優真と名付けました。母子手帳はあります。」
リビングの引き出しから、取り出した。役所に出した時、書いて貰った。
最初のコメントを投稿しよう!