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母子手帳とエコー写真、優真が傍にいた間の写真があるだけ。
「未来ちゃん、今からここにご両親に来て貰っても平気か?」
頷くと―――
産業医であり、精神科医の先生の旦那さんが、電話した。
すぐに来てくれると言う事になったらしい。
専務は俺が何を言っても驚かない事と約束までさせられた。
しばらくして、両親がやって来た。
「「未来」」
「私は、精神科医の諏訪と申します。娘さんの働く会社で産業医も夫婦でしております。
実は入社してからも、今回のように発作を起こしてまして、彼はそこの専務で後継者です。
歓迎会に行かれてましたが、発作が起こり、私達を呼んでくれたのが、友人の彼女でした。
原因を探るべく、未来さんの過去を聞きました。
そこで、ここに来ていただきました。」
先生の旦那さんが話してくれた。
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