18人が本棚に入れています
本棚に追加
「それは、専務さんが育てると言う事ですか?娘と」
「そうです。彼女が前に進むには、息子が必要だと、思っています。
そうだよな・・・兄さん」
「はい。ご両親は、彼女の未来を考え、その選択をしたでしょうが、彼女にはより深い傷になったと思います。
このままではいつまでも同じです。子供の居場所を教えていただけますか?」
「未来は、本当に子供に会いたいのか?」
パパの問いに専務と先生を見ると頷いてくれた。
正直に言っていいんだって。
「うん、この手に抱きたい。私の子供だから・・・」
「専務さんと付き合ってるのか?」
専務も頷いた。
きっと子供を取り戻すには・・・
「うん。私の事を支えて貰ってるよ。入社したその日から・・・」
最初のコメントを投稿しよう!