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「仁、だいたいは合ってるな。未来ちゃんの話しと——」
「あぁ、兄貴。」
「えっと、こちらは・・・」
「精神科医で、俺の義理の兄貴で、諏訪晴馬。姉貴の茜。2人は会社の産業医でもある。
そして未来ちゃんの主治医。
入社以来、発作を起こしてるからな。」
「発作って・・・」
「男性恐怖症。男性を見たり、近くに来たり触れられると過呼吸や体の震え、パニック症を起こすんだ」
「でも、あなたには妹「そう、俺は大丈夫になったけどな。１か月少しずつ距離を縮めてやっと。」
俺の胸の中で、小さく埋まってる未来ちゃん。
「でも、いきなりはダメだから『抱きしめるよ』と必ず声掛けはいる。」
「俺、何も知らなかった。妹がそんな状態にあるとも・・・」
「仕方ないと思うよ。未来ちゃんが家を出てるし、ご両親だって、トラウマになってるって知らなかったんだから。
さて、玲ちゃんの話しも聞こうか？」
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