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「大丈夫、大丈夫だよ・・・未来ちゃん」
そして『この子、俺のだから、手を出すなよ』と告げた。
エレベーターの中では『マジかぁ・・・。狙ってたんだけどな』とか『専務の女』など社員は呟く。
各階でそれぞれが降りていった。
「もう大丈夫。それとも医務室行く？」
訊いたけどううんと言う。
まぁ顔色いいし、様子を見るか。
庶務課に送り届け、『いつでも専務室においで』と伝え向かう。
会社では決して名前では呼ばないのに、呼んだからパニックになりかけてたと思う。
「やっと近づけたんだがなぁ」
ポツリと呟いて専務室に。秘書は今日の予定を告げた。
「ゲッ、今日は、会議かよ」
会議の資料に目を通す。
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