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そのまま、優真は何故か、茜ねぇさんの家に預けて、マンションに戻って来た。
「優真は?」
「姉貴んとこに、お泊りだな」
「どうして?」
「不安がらないように、身体に刻むって言ったでしょ?」
「もう十分だよ?」
「まだまだだね」
狼に変身した仁さんは止められなかった。
日曜日の午後、ソファーでぐったりしてると『ただいまぁ』と優真が帰って来た。
バタバタと走る音。
「ママ、げんきになった?」
「おかえり、優真」
玄関では仁さんと茜ねぇさん達が何かを話しているようで…しばらくして入って来た。
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