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やっとお袋が『仁も、パパと同じで猿なんだから』という。
「親父がか?」
「そうよ。手加減なんてなかったのよね。
亡くなった会長もだったらしいから、遺伝ね・・・ふふふ」
俺の爺さん、婆さんは早くに事故で亡くなった。
親父が継いで大きくしたと聞いている。
「まぁ、せいぜい、優真君の希望を叶えてちょうだいね」
未来ちゃんは恥ずかしいらしく真っ赤にさせて隣で座っているし、優真はお昼寝中だ。
夕方、親父が、お袋を迎えに来て『パーティーは2週間後に決まった』と告げ帰って行った。
お袋は『いつでも預かるから』と言い残して・・・。
「ハァ、疲れたな」
仕事以上に疲れた。
「すぐにご飯の用意するね」
「じゃあ、優真と風呂入って来るよ」
優真と風呂に入ると―――
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