スマイル100万円!

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 見て見ぬふりを決めこめ……。 「るわけないだろうがあああああ」  俺はそう叫んで、痴漢の腕をつかんだ。  痴漢は驚いてこちらを見た。 「おい! てめえ何してやがるこの野郎!」 「俺は何もしていない!」 「嘘をつくな」  俺はそう言うと、痴漢の腕をつかむ手に力を込めた。  痴漢が顔をしかめる。  そのあと、次の停車駅で痴漢を車掌に突き出し、無事に解決。  今まで我慢した怒りのおかげで、火事場の馬鹿力が爆発したらしく、自分でも驚くほどの力が出た。
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