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百鬼夜行も道譲る暴車
魑魅魍魎が怖じける人
影という影が逃げてく
死に往く私の晴れ舞台
失ってばかりいる現世
街中の至る所に走馬燈
往き先は前に来た花畑
あなたにツいてイくわ
恨み妬みが山彦の刃に
目覚めても悪夢が続き
骨身に染み出た毒は今
悲観の涙に溢れ沈む都
割って轢き賭けた命は
世界から安の字が消え
理性が製造中止になり
祭り囃子が鳴り止まず
血の海の真ん中で寝る
一昨日からやって来た
道いっぱい群がる憎悪
幼子の声のみすれ違う
あの世までツいてきた
当たり前の日常も消え
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