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♯10
『ぬぬうゥ、おのれェ……、瞬殺だとォォォ……!!』
魔王は唸り声を上げて勇者を睨みつけ悔しがった。
「あァ……、でもお義父さんなら少しくらい手加減して上げても良いですよ!!
秒殺じゃ、可哀想だから!!」
勇者は余裕しゃくしゃくの様子だ。
『誰が、お義父さんが可哀想じゃァ……!!
ふざけるな!!』
『閣下!! お話し中ですが……』
脇から側近が声を掛けた。
『なんじゃァ……!! 今、このクソ生意気な勇者と話し中じゃァ……!!』
『ですが、ただ今、若奥様からご連絡がありまして』
耳打ちをした。
『ぬうゥ……、ハニーから!!』
魔王も少し戸惑ったようだ。
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