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♯3 ジルのパパは魔界の魔王!!
「ボクは勇者だよォ。ジルのパパ……。
魔王とは、闘わなきゃならない宿命なンだァ!!」
「フッフフ……、大丈夫よ!!
パパは見かけだけで、ヘタレだから。
勇者ジャスティンには、ぜんぜん叶わないわ!!」
「ハッハハ……、良いのか? そんな事を言っても?!
仮にもジルのパパは魔界の魔王なんだぜ!!」
「良いのよ!! 魔王なんてお飾りみたいなモノだから!!」
ジルは、いたずらっ子のようにはしゃいだ。
「フフ……、じゃァ、ボクがジルのパパを倒しても良いんだねえェ……!!」
肩をすくめ勇者は、苦笑いを浮かべた。
「えェ、ご自由に!!
二度と大きな口を叩けないようにボコボコにしちゃってェ……!!
さぁ……、キスしてえェ……」
ゆっくりと目を閉じ、甘えるようにキスを催促した。
「フッ、まったくワガママで毒舌家のお姫様だな。
ジルは!!」
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