♯6 どんな時代じゃァ……

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♯6 どんな時代じゃァ……

「いえ、じゃァ……、俺もついでに缶ビールとポテチを買ってきて下さいよ!!」  しかし勇者ジャスティンも軽くあしらった。 『ふッふざけるなァ……!! なァにがついでじゃァァ〜ーー!!  どこの世界に、勇者のために缶ビールを買ってくる魔王がいるんじゃァ……!!』 「何してるのよ!! とっとと、今週号のジャ○プ買ってきて!!  使えないクソ爺ィねえェ……」  愛娘のジルは容赦なく魔王をコケ()ろした。 『クソジジーじゃねえェ! お父様だ!!』 「うるさいわねェ……。早く行って来なさいよ!!」  ジルは(わずら)わしそうにアゴで指示した。 『だから我輩はパシリか!! どこの世界に娘にジャ○プを買ってくる魔王がいるじゃァ!』 「いやいや、お義父さん!!」  勇者はニッコリと微笑んだ。 『だから、お前は、お義父さんと呼ぶなと言ってンだろう……!!』 「そう言う考え方が古いですよ。お義父さんも!!  今や魔王も率先して娘のために缶ビールやジャ○プを買いに行く時代ですからね」 『ぬうゥ……、ふざけるなァ……!!  どんな時代じゃァ……!!』 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
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