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翌日の午後、相手の会社の社長、上司、彼で再度訪問があった。
そこでもハッキリと告げた。
残ってる在庫はすべて引き取り、返金されることになった。
会計課の課長の同級生ってだけで、今回取引になった経緯も含め。
持って帰られるというので庶務課の部長、課長、担当社員が立ち合い倉庫から出し、台車に乗せて運んだ。
彼にとっては大口契約だっただろうけど・・・。
叔父は視察のように会計課の課長の動きを見張っていた。
「しばらくは、課長の動きを観察しろ」
叔父の秘書に命じていた。
「今回は、よく頑張ったな・・・仁」
「いや、なにも・・・」
「兄貴、家庭を持ってやっとじゃないか?」
「そうだな。これからも頼むぞ」
褒められることをしたわけじゃないが、認めて貰えて嬉しかった。
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