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*登場人物*
ヒーロー・アッキー(27):ビール会社の御曹司、甘党、ビール苦手
ヒロイン・静ちゃん(30):ビール工場見学アテンダント、無類のビール好き、甘いもの苦手
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とあるパティスリーのショーケース前にて。
「アキ、決まった?」
「うーん、どれにしようか悩むな……ショコラフランボワーズ、リンゴと紅茶のケーキもいいし、ベリータルトも捨てがたい……、あ!イチゴショートは外せないよな?」
「……よな?って、わたしに言われましても……」
「そういう静さんはもう決まったの?」
「うん。和栗モンブラン一択で」
「早いね」
「まあね、これくらいはサクっと決めないとね、30だし?」
「さすが大人の女」
「でしょ?……ふふっ。褒めてくれたお礼に、3つまでなら少し手伝ってあげてもいいわよ?」
「本当!?」
「ええ、ひとくちずつなら」
「やった!ありがとう、静さん」
「どういたしまして」
「お礼に『あーん』のサービスをつけ「結構です」
「……ちぇっ」
(「ちぇっ」とか言いましたよ、この御曹司め)と思った静ちゃんなのでしたー。
そのあと、とあるリカーショップの冷蔵コーナーにて。
「ど、どうしようアキ……」
「どうしたの?」
「き、決めらんないのっ…!」
「え?」
「飲みたいビールがありすぎて!!」
「ああ……好きなの選んでいいよ?毎日頑張っている静さんにご褒美だ」
「え、本当!?」
「うん、もちろん。ビールはケーキと違って日持ちするからね」
「ありがとう、アキ!じゃあ……まずはトーマラガーでしょ~、あとこの新作IPA前から飲んでみたかったんだ~♪あと、限定の復刻版のやつと猫のホワイトビールとー、生クラフトビールのペールエール、ヴァイツェン、スタウト……あとは、」
「静さん?」
「ん、なに?アキ」
「そんなに冷蔵庫に入りきれないと思うんだけど……今日はケーキもあるし……」
「あっ、そうだった~!……う~ん、どうしよう……」
「僕も少しずつなら飲めるよ」
「いいの?大丈夫?アキ……」
「ああ。久々に頑張ろうかな」
「やったー!」
嬉しそうにビールをかごに入れていく静ちゃんの後ろ姿を見ながら、「ふふふっ」と意味ありげに笑ったアキなのでしたー。
【おしまい】
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二人の日常でした(*´艸`*)
頑張って捻り出したので、今日は1日執筆が止まっています💦
ちょっとドツボ中(プロットの根底から悩み中)なので、現実逃避しちゃいましたえへへ(〃´∪`〃)ゞ
ちょこっとでもお楽しみ頂けたなら幸いです。
沢山のご訪問に心から感謝💖
ありがとうございました<m(__)m>
そろそろ、遊んでないで書けよ!汐埼 (゚Д゚)ノビシッ!
がんばりまーす(*´д`)ฅ
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