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「あ……目の前に美人さんがいます……」
あれ? なんか言う事が違ってる気がする。
そう思うと同時に、美女は大爆笑していた。
「嬉しいけど、そんなことが言えるようなら大丈夫よ」
うー恥ずかしい! 私かなり恥ずかしい!私は真っ赤になって、慌てて弁解しようとするが、うまく思いつかない。その前に……状況も分からない。
「あの……私は」
私はとりあえず状況を教えてもらいたかった。
「あなたは、たぶん麻酔薬系の連続投与で眠っていたのよ」
美人医師はそういうと、何かを思い出したようにクスッと思い出し笑いをしている。
「血相変えて蓮がウチの救急車呼んだ時には『とうとうやってしまったぁ』って世間に顔向けできないかもって思ったけど。でもあなたが目を覚ましてくれて安心したわ」
そう言うと、医師のPHSが鳴り「ごめんなさいね」と言い部屋を出て行く。
そのまま看護師も「失礼します」と一緒に部屋を出た。
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