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平穏な日常へ
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知らなかったのだが、気が付いたら私は蓮の病院に一週間入院していた。
その間、浬くんだけ『面会謝絶』にしてくれていたので、精神的に休めた気がしてありがたい。
毎日蓮が来てくれていたので、私はそれが嬉しくて、毎日病室で私は蓮を待っている状態で過ごしていた。
また気づいたことは……痛いと思っていた腕は物の見事にヒビが入っていたらしく、シーネ固定されている。
左腕でよかった……と生活の不自由さについての安堵の方が大きかった。
病院へ運ばれたときは、蓮が上手く両親に説明してくれたらしい。
両親も駆けつけて、腕のヒビを見て「酷い貧血で倒れて、その時に腕にヒビが入った様子」という説明に納得したようである。
感謝しまくりながら「よろしくお願いします」と安心した様子で帰っていったのが印象的だった。
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