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「応援してるよ」
マフラーに本音を隠して。
僕は一つ嘘をついた。
告白何てできない僕に、君は安堵の表情を浮かべる。
「ありがとう」
不安がっていた君の夢は、僕なんかの都合で邪魔することなんて到底できなくて。きっと家族にも先生にも話せていない君の決意を僕以外の誰が後押しするんだと。
やけくそになって、つぶやいて。
空は暗く、星は輝く。
真っ黒なキャンバスに散りばめられた満点の星空が今日だけは憎たらしかった。
君と一緒に好きになった。
星は、今日も綺麗だったから。
「(好きだよ。)」
声にならない声で、そう呟いて。
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