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マンションに着くとお風呂と夕食の準備をしながら考えた。
私が身を引けば・・・。
妊娠してると知って『堕胎して』って言ったけど、私は生みたい。
愛してる仁さんの子だから・・・。
優真だって、本当のパパだって思ってるのに・・・。
「はぁ・・・」
ため息をついた。
「ただいまぁ」
「優真、おかえり。お爺ちゃん、ありがと」
優真がリビングに行くと、お爺ちゃんが
「どうした?仁君と喧嘩でもしたか?」
訊いて来た。
「ううん、大丈夫」
お爺ちゃんに告げて、お爺ちゃんは帰っていった。
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