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「爺さん、つまり会長は私立希望だったらしい。
でも、お袋も一般家庭の人で、譲らなかったらしい。
だから、姉貴も俺も地元の保育園や小学校を出たんだ。
お袋の味方は婆さんだったみたいで・・・。」
「そうなんだぁ・・・」
「あぁ。あっ、見えて来た」
優真の通う学校が見えて来た。
ここに通うんだね。
「パパ、いっぱいだね」
優真のように私服の子と親がもう何人か来ていた。
「未来ちゃん、先に受付しよう」
「うん」
受付まで行き『曽根田優真です』と告げた。
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