15人が本棚に入れています
本棚に追加
「仁の嫁さんが笑った。」
蓮さんのご主人に言われた。
「まぁ、あなた、笑いますよ?失礼よ」
「そうなんだが、初めて会った時、怯えてる感じがしたからだ。」
やっぱり気がついてたみたい。
「ランチを断ったからさぁ」
仁さんに話してもいいよと告げた。
「未来、過去のことで、男性恐怖症なんですよ。
今も、大丈夫な人と、そうじゃないってのもあって」
「悪かったな。話させて」
私はううんと首をふった。
「これからも、男性が集まる今日みたいなとき、蓮見さんにも、手伝ってもらったりするだろうし、知ってもらっておいたほうがいい。
6月には、出産もあるから」
仁さんが話すと、蓮見さんは力になると言ってくれた。
最初のコメントを投稿しよう!