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ピンポーンピンポーン♪
なかなか出ないせいか、催促の如くインターフォンがしつこく鳴り出した。
ピンポーンピンポーンピンポーン♪
ダンダンダン!!
「陸!!
あんた居ないの!?」
…と思っているうちに、母さんの殺人的な罵声が聞こえてきた。
『ほら、やっぱり。
お母さんの声、こっちにも聞こえてきたよ。
じゃあ頑張ってね、陸』
「あっ、ちょと待っ…
もしもし、姉貴?」
まるでとばっちりを受けないよう、逃げるように早々と電話を切った姉貴。
頑張ってって!
今のコッチの状況…
「ゆ、由香!
とりあえず早く服着て!」
「えっ
陸、誰が来ちゃったの?」
「いいから早くっ!
オレも頑張って早く追い返すから!」
「えぇ?」
切れたケータイを布団の上に投げると、オレもその辺に脱ぎ捨てた服を急いで着る。
てゆーか、母さんだって来る時は来るって連絡しろよなっ
「ねぇ、陸?
一体誰が…」
いくら子どもを婿養子にって話であっても、オレと付き合って行く以上は避けて通れない。
オレの母さんは手強いぞ!
お前も覚悟しろよ、由香?
“デ キ ちゃ っ た !?”
*おしまい*
※この陸のお姉さんの登場してるお話は、↓です。
シーンが交差してるので、もしよかったらドゾ(*^^*)
甘々オトナ描写を含みますので、レーティング有りです💦
https://estar.jp/novels/25875372
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