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「ぁっ、ぁ んっ」
アパートに帰ってきた途端、風呂にも入らねぇで本能のままに行為を始めたオレたち。
貧乏だからベッドみたいな都合のいいものはない。
布団は狭い部屋に邪魔だから、今は押し入れにしまってある。
つまりそういうのがなくっても、成立するわけだ。
由香がヒビの入った壁に手を支えるように付くと、オレたちはぴったりとくっつくように身体を重ねた。
「ん…っ
り く…」
「由香、ここの壁薄いんだから、声気を付けないと隣に丸聞こえだよ」
「そ、そんなのっ、む りだって…ぁっ///」
「ああっ
今のめっちゃ締まるっ!」
甘い声を漏らさないように手で口を覆う由香に、オレは言ってる事とは真逆のように由香に刺激した。
「………っ…っ…」
やべー、すげぇかわいい。
由香とは、入学して同じクラスになってすぐ付き合うようになった関係だ。
それから身体を許してもらえるまで半年はかかったけど、それからは機会があればこうして会う度に夢中になってやってるんだよな。
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