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【仁side】
出産が近づくと仕事中も気になって気になって仕方なかった。
「仁、そろそろだな」
「叔父さん」
叔父も気になるようで毎日これだ。
「兄貴もらしいぞ。」
そんな時、姉貴が電話してきた。
今日から泊まるって兄貴が言ったが・・・。
『仁、未来ちゃんの陣痛が始まって今から病院に行くから』という。だから姉貴に駐車場に居て欲しいと伝えて親父に内線で知らせると秘書にも告げた。
「仁、会社は私が居るから、行って来い」
「あぁ、叔父さん」
エレベーターに乗るとすでに親父も帰るらしく乗っていたし、兄貴も乗った。
親父は優真を連れて来てくれると言うし、兄貴は運転してくれると・・・スゲー助かる。
病院で診察を受け病室でも痛みに耐える未来ちゃん。
男の俺は役に立たず、お袋を頼っていた。
優真と親父、姉貴もやって来たのち分娩室に入った。
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