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そして生まれた我が子。
予想通り女の子だった。
産声を聞いて俺は泣いてしまった。
この手に抱いて、命の重みと責任を感じたんだ。
分娩室から出ると『仁、どっち?』とお袋。
「女の子。優真の妹だよ」
優真の前でしゃがんで見せると『赤ちゃん』と喜んでくれた。
「優真君、お兄ちゃんだね」
「うん、ぼく、おにいちゃん」
皆に抱いて貰っていると未来ちゃんの祖父母、ご両親、彪雅兄夫婦も到着して抱いて貰った後に、看護師さんに娘を渡した。
6月7日
PM16時38分。
俺達に新しい家族が誕生した。
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