一ノ瀬彪雅とのの

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私もそのつもりだった。 彼に抱かれたいって。 2週間ずっとキスどまりだったから。 付き合うようになって、先輩達が『ののちゃん、もう、エッチした?』と聞かれううんと伝えると――― 「彪雅君に我慢させてるの?」 「あら、私達もまだ諦めなくていいんじゃない」 言われて正直、焦ったのもある。 だから2週間目に『うちで、ご飯食べませんか?』って言ったんだよね。 「いいのか?」 驚きながらも嬉しそうな顔をしてくれたからホッとした。 両親は私が大学卒業後、事故で他界した。 私の卒業祝いをしてくれた帰りに・・・。 一度に両親を失い悲しかった。
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