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その日の夕方、玲ちゃんと禅君が来た。
「夕食、食べていって」
「でも・・・」
姉貴夫婦や親父達までいるからだろう。
「先に話し聞こう。
未来ちゃん、和室に」
俺と未来ちゃんと玲ちゃんと禅君で和室に。
戸を閉めて、リビングには聞こえないようにした。
「あの、仁さん、俺達、結婚します。
それで、玲がそのまま働きたいって言うんですけど、デキますか?」
「おめでとう。
出来るも何も・・・なぁ、未来ちゃん。」
「うん、私も働いてるし・・・」
「それにな、うちの会社、託児部門も出来たんだ。
病気持ちの子も預かれるように、兄貴や姉貴がいる。
何の心配はないよ。それに、未来ちゃんには玲ちゃんが居てくれた方がいい」
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