2021

2021.05.01. 生まれ変わってもジャッカルにはしないで欲しいの話

そう言えば先日流星群とか来てたし自分も見たし、折角ですのでスターを贈りに参ります（　－－）ノノ

流れ星と聞いて思い浮かぶのは、やはり全員間違いなく昭和の名作漫画「銀牙 -流れ星 銀-」ですよね（　－－）゛

「銀牙」は犬を擬人化した、なんか巨大なヒグマかなんかと戦ったりする、家族とか友情とかバトルとかの、少年ジャンプ的犬劇画だったような気がしますが、定かでは無いのでこの話は終わりにします。

三行で終わる話なんかしなきゃいいのに（笑

仕方無いので犬と近縁のジャッカルについてお伝え致しておきましょうか。

みんな大好き動物系統図においては、コヨーテ類、犬を含むオオカミ類、そしてキンイロジャッカル、アビシニアジャッカルは横並びの近縁種であり交配も可能で、こうした近縁種と犬との交雑種をカニド・ハイブリッド、特にジャッカルと犬の交雑種をジャッカル・ハイブリッドと呼びます。

交雑で新しい種を生み出すなどゲーム等においては定石であり、ジャッカルとの交雑種などさぞかし強そう、などと思いがちですが、ジャッカルはその名前の雰囲気とは裏腹に、自然界ではけっこう切ない中間管理職的な立場にあります。

特にアフリカに棲むジャッカルなどは、他の大型肉食獣が勇猛果敢なド派手バトルで喝采を浴びる中、その食べ残しをこそこそと狙っては追い払われ、時には襲われたりもしています。

大自然怖いよー、と常に怯えながらも、自分も一応肉食獣なので肉は食いたい。

格好良く大型草食獣なんかをぶち倒して雄叫びの一つも上げたい所ですが、そんなことをしたら意外にも獰猛で頑丈な大型草食獣にまで、踏んだり蹴ったり突き飛ばされたりして命を落としかねません。

そこでネズミやウサギなんかを必死に捕まえて皆で分け合ったり、時にはもう肉食獣のプライドをかなぐり捨ててサトウキビにかじりつき、甘いよー美味しいよー悲しいよー、なんて泣き笑いながら腹を満たしているのです。

なんかこっちまで泣きそうになってきました。

そんなジャッカルを哀れんだのか知りませんが、ロシアではキンイロジャッカルとシベリアン・ハスキーを交雑してスリモヴ・ドッグを生み出し、空港で爆発物や麻薬を捜索するための探知犬として用いているのだとか。

余計に悲しい気がしてきましたが、ジャッカル本人は自然界よりはマシだと、只今、私の手元でも皆様にスターを贈るバイトにいそしんでおります。

本当です。

笑