2.不毛姉妹~妹が高圧電流を全身に浴びた話

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 警官が驚いたように何か叫んだが、アタシの耳には入っちゃいない。 「お、お仕置される。精神にくるキッツイ見せしめ的なお仕置きされる……」  ブツブツ言いながら床を這い回る。  でも逃げ場はない。  ゆっくりと時間をかけてドアが開き、アタシの前ににこやかな笑顔の女性が現れた。 「お、お姉……。久しぶりやな。こ、今年の正月以来やん……」  東京の大学に行く為、家を出た姉の乙姫だ。  今は大学を卒業して、アパートを経営しているという。  この姉というのが実は……。 「ヒッ!」  ガシッと襟首をつかまれ、アタシは悲鳴をあげた。  にこやかな顔して姉は洗濯ばさみを2つ、アタシの首筋の皮膚に挟んだ。 「アグッ……! お、おしおき?」  ニッコリ笑われた。  うわ、すごい地味なお仕置や。  でもダメージはジワジワくる。
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