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≪マジ?≫
「おう、ずっと支えて来たんだと思う。
あの時の傷を」
≪・・・≫
大介も何も言えねぇよな。
玲、栗林と幸せになれよ。
「じゃあ、報告だけだから」
大介は『わかった』というと俺は電話を切った。
アパートに帰ると『おかえり』3人の子供と嫁が迎えてくれる。
栗林に会ったからだろう。
玲と家庭を持てただろうかなんてふと思ってしまった。
この日、皆が寝静まると俺はリビングに戻り、思い出に浸っていた。
いくら過去に浸っていても仕方ないのに・・・。
器の小さい俺を好きになってくれて・・・幸せになれよ。
これでやっと前に進める。嫁と子供達と・・・。
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