エピソード壱

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「おかえりなさいあなた」 「…あぁ。」 貴「……お父さん。」 「貴也」 貴「はい。」 「明日から塾に行きなさい。」 貴「え?」 「あなた貴也はまだ小学生よ。塾に通うなんて…。」 「お前は黙ってろ。」 貴「………。」 「お前は、俺の顔に泥を塗りたいのか?」 「そうじゃなくて…。」 「お前は俺の言ってる通りに貴也を育てればいいんだ。」 貴「…ママにストレス与えないで。」 「…やめなさい貴也。」 貴「ママのお腹には赤ちゃんがいるんだよストレスを与えたらママも赤ちゃんも可哀想だよ」 「貴也…。」 「…とにかく明日から塾に行きなさい。」
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