エピソード壱

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貴「ママ行ってきます。」 「貴也。」 貴「なあに母ちゃん」 「昨日の夜、パパはあーゆーいい方しか出来ない人だから許してあげてね。」 貴「…………。」 「ママの事も産まれてくる赤ちゃんの事も貴也の事も大事に思ってる。パパはそれを上手く伝える事が出来ない照れ屋さんなのよ。」 貴「…うん。」 「止めちゃってごめんね、学校行ってらっしゃい。」 貴「行ってきます…。」 ママは最後まで手を振っていた その姿を見るのが最後になるなんて 思わなかった。
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