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接客業あれこれ
水俣市には、老舗のデパートがあります。
その名は、生活協同組合水光社(すいこうしゃ)
日本窒素肥料(現在のチッソ株式会社)水俣工場消費組合として、1920年(大正9年)11月5日に設立されたのが始まりであるとされています。
創立102年(^o^)
この度リニューアルしました。
外観も様変わりしています(^o^)
内部も様変わりしてます。
さて、私も開店初日と二日目に行きました(^o^)
ここからは、辛辣な事も忖度なしに書きます。
ハッキリ言えば、まだまだ“馬子にも衣装”です。
ウィクショナリーによりますと
(原義 :馬子のように下賎な者でも立派な衣装を着ると立派な人に見えることから)見た目が立派だからと言って、中身がそれに伴っているというものではないという警句。 中身が無くても、見た目をそれなりに整えれば、ごまかせるものである。
とされています。
なぜにここまでこき下ろすのか。
それには持論があります。
サービス業と言いますか、接客業務従事者にとっての苦情は、植物における肥料に等しいと考えます。
何故なら、苦情を言われるうちが華という訳でして、お客様がリピーターになる確率も上がりますが、苦情が来なくなれば、お客様は離れていく一方だと思います。
つまり、苦情を言う価値も無いお店と言う訳であります。
そして、苦情に対して真摯かつ丁寧に応対しないのであれば、お店は衰退します。
あの店の応対は酷いとなれば、いまやネット上でも食べログなどのようなサイトやGoogle検索時に表示されるクチコミ欄に直ぐに書かれる訳です。
もちろん、ある事ないこと書かれる場合も有りますが、何も落ち度か無ければ悪い事は書かれないとも思いました。
さて、殿様商売の話をしますが、水俣市内に似たようなショッピングセンターが無いと言うことです。
強いて言えば、ディスカウントストアのロッキーが2店あるくらいでしょうか?
それと、ドラッグストアコスモスとコメリ・しまむらがあるのみです。
以前、ディスカウントストアのロッキーが出来た頃に、「水光社に対抗して進出した」と言うような噂を聞いた事があります。
実際に古賀町のロッキーは、水光社本店と目と鼻の先にありまして、対抗意識の現れか、水光社の価格に対抗する貼り紙が出ていた時期もありました。
また、水俣川沿いに南福寺店もオープンしますが、こちらは水光社陣内店(ロッキー南福寺店と目と鼻の先にある分配所)を意識したとされています。
どちらも元々は、原精機産業のあったところでして、原精機産業はNEC日本電気の製品や半導体などを手がけていました。
そこが経営破綻し、その跡地にロッキーが出来ました。
たしか、ロッキーは、土地を買い上げてオープンしています。
それと隣町の鹿児島県出水市には、プラッセだいわ・TRIAL・avail・しまむら・ニシムタ・サンキュー・ドラッグストアモリ・ダイレックス・ドラッグストアコスモス・スーパーよしだ(TOMORROW)・ヤマダ電機・ケーズデンキ・ナフコなどなどひしめき合っています。
車でバスで電車で行ける隣町。
店舗によっては、バス停そばだったりして便利です。
つまり、隣町に強敵が居るわけで、いざとなれば家族が買い物に車で連れて行ってくれるとしたら、また出水市や阿久根市方面へ用事で行けば、ついでに買い物して帰る。さすれば、水光社でわざわざ買わなくても良いと思う人もいるかも知れません。
そうなると、普段食料品を買う事はあっても他の日用品などは、他店に行くことも(ᐢ. ᐢ;)
また、車を持たない交通弱者の方々の強い味方では有りますが、それは高齢者が多数を占めるとするならば、将来的には高齢者も世代交代は世の流れでして、若者は車を乗りこなす世代が歳を重ねても交通弱者が増えるとは限りません。
今のままで良いのかは、疑問を禁じ得ないのであります。
さて、その“今のままで良いのか”とは、殿様商売では?と思う節も見受けられると言う意味です。
実用日本語表現辞典 実用日本語表現辞典によりますと、殿様商売とは、商売上の売り手としての工夫や努力をせず、買いたければ買え、いやなら買うな式の余裕のある構え方で商売を行うさまを意味する表現するとされています。
王様商売や天狗商売ともいいますよね。
詳しく書きますと、一部の職員さんにおいてですが、接客に難あり?と思われる方もいます。
実例を挙げます。
○電信柱みたいに立っていて会釈しない人
○すれ違いざまに挨拶しない人
○笑顔のない人
あと・・・ギフトコーナーが特設されている時に、作業スペースの長机に尻をもたれてリラックスしている人も居ました。
一歩間違えば、お客様を小馬鹿にしていると思われても仕方ない話しでありました。
もちろん、お客様が、“金払ってるんだから、客だぞ!”みたいな態度をわざわざひけらかすのも良くないと思います。
しかしお店側は、ある程度受忍限度の範疇であれば、丁寧に対応しないといけない気がします。
ただ、受忍限度を超えた横暴な態度を示すお客様には、それなりの厳しい態度を取る事もありますが、仮にお客様が誰であれ差別してはいけません。
例えば性別や犯歴、身なり、年格好などで区別や軽蔑するような応対もナンセンスだと考えます。
しかし!水光社の一部の職員さんの対応には、悲しい思いがいたしました。
それと、私の持論の中に、「テナントも外注も変わらない。」と言うのがあります。
以下は私の名言です。
「外注もテナントもデパートの職員であると同時に接客業従事者である事を自覚すべきである。
お客様の目線に差別する意図はないのだから、傍から見れば、皆同じである。」
店で働く人は、テナント出店者であれ、催事出店者であれ、外注の清掃作業員であれ、警備員であれ、お客様から見たらその店の職員であり、何か粗相が有れば、店の顔に泥を塗ることになります。
つまり、「どうせ、外注の警備員たから」とか、「所詮は清掃員だから」と思っいても、来店されるお客様に挨拶をしないなどの粗相があれば、お店の印象は悪くなると言う意味です。
学生時代に教えられませんでしたか?
制服をきている以上は、街中で何か粗相をすれば、○○学校の生徒さんだ!と言われ、他の関係ない学生まで色眼鏡で見られてしまいます。
お店で働く上でも大切なことですよね。
そうです、中には水光社さんにも素敵な店員さんが沢山いらっしゃいます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
一部実例を挙げます。
○ポイント券やカードの出し忘れが無いか、精算前に確認して下さる。
○お客様とすれ違う時は、立ち止まって会釈する。
○お客様の動線を考えて、最短距離でお探しの商品の所まで案内する。
○御年寄や子供など、相手と目線を合わせて応対する。
○常に笑顔が絶えず、挨拶も丁寧である。
当たり前の事すら素敵に見えてくる?
いえ、素敵な応対を当たり前のようにこなすプロ意識に脱帽です。
実は私も接客業従事者でした。
2000年当時はホテルマンでありました。
その頃に当時の上席から言われた事は今でも忘れません。
「君は誰から給料を貰っていると思うかい?」
私は直ぐに「会社からです。」と答えました。
すると・・・
「違うよ(^^)、君はお客様から給料を貰っているんだよ」
と言われました。
自分が誰に奉仕しているのか、接客業とは何か。
分かり易く身につまされる思いがしたものです。
何の為に接客業に従事しているのか。
それが接客業の原点であり基本なのかもと思うこともあります。
八割方は接客業の所作を弁えている方々ばかりだと思うわけですが、残念ながらあとの二割の方にもう少し接客業従事者であると言う誇りを胸に活躍して頂きたいと思います。
二割の方のせいで八割の方まで悪い印象になるのも残念ですから。
お店全体の接客マナーが向上すれば、地域一番店に真の意味でなりますね。
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