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オレは執事兼声優さんになった。
どちらも年収安定しなくて。
今日も持ち味のイケボと丁寧な接客で頑張ることに。
「お帰りなさいませ。お嬢様!」
来店するお嬢様方に甘いふと時の夢を見せつつ、メニューの説明もする。
時々あまーいセリフをオーダーされたりもする。
「爺やもできまするぞ」
オレは爺やと仲良く張り合う毎日を送っている。
なかなか爺やのファンもいるらしく売上的には拮抗している。
「ライバルはオヤジってどうなのさ」
せめて同世代であってほしいものだが、他のメンバーは伸び悩む月も多い。
超えるべきはオヤジというのは男子なら当然なのかもしれないが、この目標は微妙だ。
「俺が22になる前に超えて見せるさ」
店舗一の執事はこの俺だ!!
完
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