高校2年の3月

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オレは執事兼声優さんになった。 どちらも年収安定しなくて。 今日も持ち味のイケボと丁寧な接客で頑張ることに。 「お帰りなさいませ。お嬢様!」 来店するお嬢様方に甘いふと時の夢を見せつつ、メニューの説明もする。 時々あまーいセリフをオーダーされたりもする。 「爺やもできまするぞ」 オレは爺やと仲良く張り合う毎日を送っている。 なかなか爺やのファンもいるらしく売上的には拮抗している。 「ライバルはオヤジってどうなのさ」 せめて同世代であってほしいものだが、他のメンバーは伸び悩む月も多い。 超えるべきはオヤジというのは男子なら当然なのかもしれないが、この目標は微妙だ。 「俺が22になる前に超えて見せるさ」 店舗一の執事はこの俺だ!! 完
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