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「緑川麗奈さん! あなたの罪は何ですか?
って聞いているのよ。ねえ、答えなさいよ!」
地の底からズーンと響いてくる声は一体何なのよ。わたしが何をしたと言っているのだろうか?
「緑川麗奈さん、あなたの罪は何ですか?」
「わ、わたしに罪なんてありませんよ。それよりあなたこそ何ですか? 人の部屋に入って来てるんですよね?」
わたしは大声で叫んだ。
「あらあらご自分の罪が分からないのね?
あははっ、おかしいわね 」
その声はわたしを馬鹿にしたように笑っている。
「何か文句があるんだったら出てきなさいよ!」
わたしは叫んだ。
「分かったわよ。ではお邪魔します」
その声の主は玄関のドアをガチャリと開けて入って来た。
「あ、あなたは……」
どうして……?
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