名前で呼ばねぇでくだせぇよ

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 栄吉君はそう嘆き、いきなり服を脱ぎ始めた。  彼、矢島栄吉は坂浦社長の二号さんの息子で、唯一俺に優しく、親愛の情を持って接してくれる少年である。 親愛の情を持ってくれる少年が脱ぎ始めたからといって、俺達はそーゆーコトに及ぼうとしているワケでは無い。  ぽんぽんと脱いだ後、彼は持ってきた衣服に着替え、そして言った。 「マー君どぉっ、可愛いでしょ?」  少女戦士セーラー●ーンのコスプレみたいな服を着た、小太りな少年(ぶっちゃけブサイク)の姿を目にし、俺は少々言葉を模索する。
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